こんなお話です。
これは、何でしょう?(陶器を見せて)土で焼いた器だよね。
これは、落とすと割れてしまうように、もろくて弱いものです。
わたしたちも、神様が作ってくださった器なの。みんな、大切な神様の器なの。
この中にいっぱい、いろんなものを入れられます。
それでね、わたしの良く知っている、いっちゃんという女の子の話をします。いっちゃんは、生まれたときに泣かなかったの。お医者さんが、パンパンと赤ちゃんをたたいて、息をさせたんだって。いっちゃんは、土の器のように弱い体で生まれました。歩くようになると、よく転びました。いっちゃんが大きくなるにつれて、立ってられなくなり、自分では寝返りを打てなくなって、いつも家族の人に右や左に体位を変えてもらったの。いっちゃんは、だんだん筋力が衰えていく筋ジストロフィーという病気でした。でも、いつも、いっちゃんは、明るくてまわりの人をとても元気にしてくれるのです。
ある日、いっちゃんは、従妹のお姉さんに言いました。「おねえさん、わたしね、生まれたときに泣かなくて、お医者さんがたたいて、息をさせてくれたの。あー、よかった。わたし、生まれてこられて。だって、素敵な家族に会えたんだもん。」又、あるときは、こんなことも言いました。「わたし死にたいなー。」お姉さんは、「どうして?」と訊きました。いっちゃんは、答えます。「だって、天国にいったら、たくさん走ったり、あそんだりできるでしょ。走ってみたいなー。ねえ、おねえさん、一緒に死のうよ。」すると、おねえさんは、即座にその誘いを断ります。「いやだ、わたし、まだ死にたくないもん!それに、いっちゃんも、まだ生きていなくちゃ。」そして、いっちゃんも、「そうだよね。」と言うと、二人でけらけらと笑います。又、いっちゃんがこんなことをお兄さんにいったこともあります。「おにいちゃん、わたし、自殺しようかな。」するとおにいちゃんは、驚いた様子もなく、「そうか、自殺するなら、死なないように、やれよ。」いっちゃんも、「そうだね。」というと、又二人でけらけらと笑いあって、気持ちをさっぱりさせるのです。それで、いっちゃんも、悲しくなるお話をおしまいにしてしまいます。よく、いっちゃんと家族は、いっしょに讃美歌を歌います。お友達が、何してるの?と尋ねると、家族は、「いっちゃんのお葬式の練習をしているんだよ。」と答えることもあります。いっちゃんもです。誰もが、いっちゃんの家族の明るさに触れました。そして、こうやって、みんなが、愛するいっちゃんとお別れする日を心に準備していました。一日一日を大切に過ごしていました。いっちゃんが、どんなに、自由に身体を動かして、自分の思うままに生きてみたかったのか。そして、いっちゃんが、悲しみにめげずに大好きな家族と笑って過ごしていたのかがわかるでしょ。やがて、いっちゃんの心臓の筋肉も動かなくなる日がきました。お葬式には、300人の人が集まりました。いっちゃんの両親が知らない人もたくさん来ました。いっちゃんは、どこで、こんなにお友達をつくっていたのでしょう。いろいろな人が、いっちゃんの笑顔に励まされて、元気をもらっていたかを、両親に伝えました。いっちゃんの身体は、弱い弱い器でしたが、その器に、笑顔と愛をてんこ盛りにして、一生懸命生きた証でした。
わたしたちも、神様の器。弱いかもしれないけれど、神様からいただいた愛という宝を、この中に入れていきましょうね。
今日は、毛糸玉を丸める会 2回目。さて、1回目は、とにかく羊毛を丸めていましたが、2回目になると、みなさん、自分の好きなものを勝手に作り始めました。アイデア次第でいろいろなものが出来てしまうのが、とても楽しいのです。
こうやって、タワシかブラシのような土台の上に好きな色の羊毛を、石鹸水でぬらして重ね、ニードルという細い針で刺して抑えます。こうすると、羊毛がフェルトのようになるのです。羊毛を丸めてもよし、フェルトに作ってもよし、なんでも自由自在です!
それで、ストーブの近くに置いて、溶かして穴をあけてしまったダウンジャケットに、フェルトを作って、縫い付けてみました。まさか、穴あきジャケットなんて、だれも思わず、好評でした!だから、虫食いしてしまった、セーターに羊毛で模様をつけながら、繕ってしまえば、素敵なセーターに変身させられるとおもいませんか?

今日の作品です。短時間でも、こんなに出来ました!
それぞれの個性が光っていて、ほのぼの温かくて素敵でした。次回は、最終。羊毛のネックレスを作っている人もいます。さらに、どんなものが出来上がるのか、お楽しみに!
嬉しかったのは、卒園生のお母さんが、友達誘われて、飛び込み参加してくれたこと!安心できるひと時を楽しく一緒に過ごすのは、お互いに元気をもらいます。持ち寄りのお菓子もたくさんでにぎわいました。


敬愛キッズは、あい先生に見守られながらの、お預かり保育の時間。2時に降園。その後、親が用事があったり、お母さんが、体調悪かったり、もっと幼稚園で遊びたい人が、お預かり保育で残ります。焼き芋をしていたときの炭を見つけたこども達は、砂場の壁に絵を書きました。ようする、落書き!今度は、砂で一生懸命消しています。楽しいよー。といいながら。

3時になると、みんなでおやつです。給食の合間に作ってもらった、手作りの、今日のおやつは何でしょう?
蒸して、マッシュにしたさつまいも入りのお餅。鹿児島の ねったば って、いいましたっけ。きなこがまぶしてあって、すごーく柔らかいのです。これを、3つ食べれば、お帰りまでに、もうひとしきり遊べます。


今日の、ゆり組みさんの学校ごっこは、図工だったようです。蜜蝋のクレヨンで絵を描いて、大変楽しい時間でした。こどもたちは、毎朝おきると、学校ごっこだ!と、張り切って、遅刻しないように親を急き立てているようです。さて、絵本「くんちゃんの はじめてのがっこう」(ドロシー・マリノ作 ペンギン社)をご紹介しましょう。すでに、絵本紹介のコンテンツで探していただければ、くんちゃんシリーズ の絵本を載せています。
学校にあがったくんちゃんは、もうドキドキ。田舎の学校なので、上のこども達と複式学級のようです。読み・書き・算のできないくんちゃんは、教室の椅子の中に、身を縮じこませていきます。新入生が、教室の一番前の席に座るように先生から、言われたときには、くんちゃんの緊張は高まり、空いているドアから、教室を逃げ出してしまうのです。ところが、ベテランの先生は、ちっとも慌てず、くんちゃんが窓から教室を伺っていることを、ちゃんと知っているのです。先生は、一年生のハリエットに向かって、「は ではじまる言葉をしっていますか?」と質問します。おともだちは、自信なさそうに「はな」。と答えます。くんちゃんは、心の中で、「ぼくもしってる!はちみつ。」といいます。先生は、お次はスージーにむかって、す で始まる言葉を訊きます。スージーが、「すみれ」と答えると、くんちゃんも心の中で、「ぼくも、しってる。スープ。」と言います。次は、くんちゃんの く ではじまる言葉。この時には、くんちゃんの縮じこまっていたからだが、外窓から伸びやかに出ています。(はじめは、目だけしか出ていなかったのですよ)ぼくの名までだ!と分かったくんちゃんは、窓の外から「くま、くるみ、くまんばち!」とさけびます。そこで、せんせいは、にっこりして、はいっていらっしゃい、あなたの座る場所は、ここですよ。と教室にくんちゃんを招き入れます。それから、くんちゃんにとっても楽しい勉強がはじまります。自分の名前と同じ音で始まるものの絵をかくのです。家に、勉強の成果をもって帰ったくんちゃんの絵を見た両親は喜びます。くんちゃんは、すっかり先生が大好きになって、翌朝はたくさんの庭のひまわりを摘むと、先生にあげることにしました。よかった。学校は、ちっともドキドキする場所ではなかったね。クンちゃん!


とりあえず、学校行っても、困らないように、慣れておくためです。
あー、でも、先生は、こども達に書かせてよかった!
なぜって、○君が、三角を書くのに、思うようにならず、泣きべそをかいてしまったのです。
そのとき、まわりのお友達の篤い応援!「そこで、曲がって!ずっと上までひっぱって!」
情けない部分を、お互いに知り合っている仲間の中での、初めての挑戦。それに、大好きな先生の前なら、緊張感が少なくて済みました。その後は、気持ちを切り替えて、ゲームで盛り上がりました。幼稚園から、学校へ、スムーズに上がれるように、毎日、学校ごっこを楽しんでいます。

ゆり組みさんは、学校入学に向けて、毎日学校ごっこがあります。なるべく、幼稚園にくるまでの仕度を自分でやることを、先生とのお約束にして、みんな、張り切っています。今日は、音楽の授業。大好きな歌にあわせて、楽器を打ってみました。先週は、ひらがなで自分の名前を書いてみましたね。国語、体育、音楽。出来るようになった喜びを、そのときの喜びの感触を忘れないでいてほしいな。はじめて、自転車に乗れるようになった時のように。はじめて、水に浮かんだ時の驚きのように。勉強は、友達との競争でなくて、楽しみの発見だねって思えるように。さて、明日は何の授業があるのかな?こどもたちは、わくわく楽しみ。ところで、算数はまだ、幼稚園ではやらないみたいです。本当の学校になってしまいますから。
お母さん達で、毛糸玉を作っています。保護者会で呼びかけた、製作の楽しい時間。去年のバザー製作品が好評だったので、今度は自分たちのものをつくってみよう、ということになりました。羊毛を石鹸水で丸めていきます。色も色あわせも自分のお好みで。自然の柔らかな素材に触れていると、心も気持ちよくなっていきます。わたしが、この羊毛を知ったのは、ずっと以前に、友人の画家が、シュタイナーの造形教育を取り入れて、こども達に羊毛で動物などを作らせていた時です。さて、来週は、引き続き、どんな出来上がりになるか、楽しみです。おかあさんに連れられて来た、かすみちゃんの手にも、丸めた毛糸玉がのっています。飽きずに、ずっと楽しんでいました。こども達にも、おままごとのように遊ばせてあげたいです。




から揚げ。みんな大好き。副食のほうれん草の白和えは、なかなか若い家庭では、味わえないかもしれません。ときどき、こんにゃくなんかが、ツルっと舌で感じられておいしいものです。卵スープとグラハムパン、いただきまーす。


憂鬱な心を笑いで明るくしようという優しさなんでしょうね。
とっても心に残るお話でした。